少し間が空いてしまいましたが、わたしはなんとか上海で生きてます。

国慶節という建国記念の連休で日本に一時帰国し、上海に戻るの嫌だなぁ、、と激しく気が重くなり（家族全員w）
なんで中国に対してこんな気持ちになってしまうのかな？と真剣に考えてみました。

そもそも、中国に引っ越すことになった時点での私の中国に対する印象は最悪でした。

日本に旅行に来る観光客はマナーが悪く、うるさいし汚いし品がないし、行列に割り込まれたり閉まりかけの電車のドアをこじ開けて入ろうとしたり、本当に迷惑な人たちだと思っていました。

ニュースでも、日本に対する内部干渉とも思える政治手法や、国を挙げての日本嫌悪扇動、やれ汚染水だなんだと騒いで日本車や日の丸の旗を燃やしたり石や生卵をぶつけたり…

とにかく日本が嫌いなんだろうなと思いきや、やたら旅行には来て騒いで散らかして爆買いして、
日本嫌悪するならそもそもウキウキした気持ちで入国すんな！と思っていたくらい、イメージは最悪でした。。

そんな印象最悪の国に仕事の都合で住むことになり、まあ旅行先としては絶対選択肢にもなり得ない国だから、こんな機会でもないと一生行かないだろう、何かの経験にはなるから！と清水の舞台から飛び降りる気持ちで渡航してきたわけです。

10点満点でマイナス50点くらいのところからスタートしているので、上陸しての印象は意外に良く（失礼！）、
意外と空気汚くないな、とか、トイレってお尻を縄で拭くんじゃないんだな、とか、まあ少しずつ加点され、0に近づきつつありました。

そんな矢先に深圳でのあの事件です。

日本人学校が狙われる事件は6月にも起きていたので、また！？というのに加え、
今回は918というキーワードがかなり衝撃でした。
近所に住む中国人のママ友と事件について話していたとき、遠い目で
「今日は、あの日だからね…」
と言われ、なんのことかわからず
「え？なんの日なの？」
と尋ねたところ、
「知らない？満州事変のきっかけになる事件が起きた日だよ。毎年各地で朝から記念式典が開かれて、過激な人が増えるんだよ。だから今週いっぱいくらいは日本人だと目立たないようにしたほうがいい」
と、驚くべきアドバイスをくれたのです！

これには驚愕しました。
しかも年何回もこういう日があるとか。。
そんな「国を挙げて日本を憎む日」を、国家として制定して記念式典を開く？（なんの記念？未来永劫、日本を憎んでいくという決意表明？？？）って、どういう思考回路なの…？

日本人がそんな国を挙げて憎まれていたなんて知らなかったので、心底ドン引きしました。

そして家に帰り、ウェイボーやらドウインで関連コンテンツを検索してみると…

でたでた、日本で言うネトウヨみたいな人たちの酷い投稿の巣窟でした。。
（過去記事参照）



もう胸クソが悪く、見ていると怒りを通り越して呆れて不憫な人たちだなぁと思えてきました。

ただ日本の右翼と決定的に違うのは、ネットで騒いでいるだけでなく、実際に殺人などの過激な犯罪行為に走っている点です。

日本を憎むことを良しとする国家的な流れがあるので、愛国心ゆえの出来心でした、というわけのわからない言い訳で、器物破損も傷害事件も殺人も、愛国無罪にされてしまいがちなんでしょうね…
むちゃくちゃですよね、ほんと。。。

これでせっかく少し上がった中国の好感度は、私の中でマイナス150点まで落ち、現在に至ります（10点満点ですよ）。

政府や国家に対する批判はこの地では命にかかわるのでしませんが、というかできないのですが、
諸外国の治安の悪いとされる国々と決定的に違うのは以下の二点だと確信しています。

• 外国人、ではなく、特定の国である「日本と日本人」を徹底的に憎んでいること
• その考えを国家が国民に浸透させ、13億人が「日本と日本人」をそういう目で見ていること

中国に対する違和感と不気味さの正体はこれだったんだと思います。

どこの国でも起こり得る偶発的な事件、と中国の外務省的な立場からは発言がありましたが、
日本と日本人を国を挙げて憎んでいる国家は、世界でここ、中国一国のみです。

どこの国でも起こり得る偶発的な事件なら、
朝から防空サイレンが鳴る「敏感な日」とされる9/18に、「日本人学校の生徒を」、「腸が飛び出るまでメッタ刺し」にして殺害しますかね？
たまたまにしてはドラマティックすぎますね。

9/30に上海でおきた18人殺傷の事件とは明らかに違いますよね。

一人を徹底的にメッタ刺しにして殺害した深圳の事件と、たまたま自分の近くにいた人たちを次々に襲っていった上海の事件。

「ターゲットへの怨恨の程度」が歴然です。


深圳の事件


上海の事件

その後、日本政府からもSNSに蔓延する「日本人叩き」関連のコンテンツ削除要請があり、現状は過激なコンテンツはほぼなくなっています。
（日本から言われなくても消せよ）

でもこれもいたちごっこで、またしばらくしたら過激派が投稿を始め、暴走するに決まっています。
定期的に削除見回りはしないでしょうし、一時的な対応で沈静化したように見せているだけでしょう。

日本人学校では、次の敏感な日「12/13」はすでに登校せずオンライン授業をすると決めたそうです。

なぜ私たちがわけのわからない愛国教育の歪みの被害者となり、国を挙げて憎まれ、迫害されるようにコソコソ過ごさなくてはならないんでしょうか？
ユダヤ人か隠れキリシタンかよ。。

マイナス150点の私は、日常的に武装をしています。
やられたらやり返す、石をぶつけられたら投げ返す、ナイフで切りかかられたら鉄パイプで叩いて反撃する、という気持ちで毎日生きてます。
正当防衛と言える程度にきちんと武装し、自分たちの身は自分たちで守らないと。
政府や企業や学校は守ってくれないんですよ。。

また書きます。

ちょっと更新が途絶えてしまいましたが、
その間何をしていたかというと、、、

中華人民共和国上海市に引っ越しておりました！！！






このスローガンみたいなの、なんなんだろ。。
街なかにやたら掲示されてます。

8月に渡航し、PCが船便で送られてくるのを待ち、荷物整理をしていると
あれよあれよという間に時が立ち、
なんと9月中旬になってしまいました。。。

とりあえず、生存報告と、
私が感じた上海の印象を。。。

• とにかく暑い（８月上旬は外気温40度でした）
• 街には街路樹が植えられていて、緑豊か（ちょっと意外）
• そのおかげか、空気は意外と綺麗（排気ガスゲホゲホ…とかはない）
• 電気自動車や電動バイクが多く、エンジン音がなくて静か（これも意外）
• でもクラクションはめちゃくちゃ鳴らすからやっぱりうるさい
• 運転が荒く、すごい割り込んでくるけど何故か事故はほとんど起きない（ギリギリのところでぶつからない）
• たばこを吸う人が多く、路上喫煙とかポイ捨てがひどい（不適切にもほどがある）
• 街の人の服装が押し並べてダサい（大人でもパンダの描かれたTシャツとか着てる。これまじで）
• 現金は使わず、全てスマホ決済（こっちに来て１ヶ月経ったけど、一度も紙幣や硬貨を見てない）
• だからスマホがないと生きていけない（モバイルバッテリーは携帯必至として、スマホ落としたらどうするんだろう）
• ローカルの人の喋る声が基本的にクソでかい（そんなに叫ばなくても聞こえるよ）
• 外国からの輸入品はクソ高い（自国の商品を買わせるため？関税がすっごいかかってる）
• ローカルの野菜はクソでかい（きゅうりとか茄子とかオクラが３０cmくらいの大きさ）
• 見たこともない野菜が売られていて、調理方法がわからない（誰かローカル食材のクックパッド作って）
• 都心部にはおしゃれなショッピングセンターがあるが、お客さんがほぼいない（不景気？大丈夫…？）
• 英語は基本的に通じない（駅員は少し喋れる）
• 上海語じゃなくて、北京語でOK（みんな話しているのは多分北京語。多分…）
• 冷たい飲み物があまり売ってなくて、暑くてもみんな常温のお茶とか飲む（漢方の教え？で体を冷やすことを嫌うらしい。謎）
• 微辣（ちょっと辛い）と書いてあるメニューを頼むとちょっとじゃなくて激辛（これはマジ勘弁してほしい）
• 五香？という香辛料の香り（定かではないが）がほとんどの料理に入っていて、私はかなり苦手（日本にはない匂い。喩え用のない独特なスパイスの香り。これは好きになれる気がしない）
• 食べ物全般に砂糖がたっぷり入っていて、甘い…多分五香も入ってる…まずい…苦手…（ソーセージも甘い）
• だからたまに美味しいものを見つけると死ぬほど幸せを感じる（基本的には90％まずい：私調べ）

こんな感じです！

また書きます！！！！！！！